こんにちは、ponです。
今回は、2005年ニンテンドーDSで発売された『アナザーコード2つの記憶』とその続編である2009年Wiiで発売された『アナザーコード:R記憶の扉』のリメイク版である『アナザーコードリコレクション:2つの記憶/記憶の扉』をクリアしましたのでレビューしていきたいと思います。
原作未プレイですが、ニンダイを観て「絶対やりたい‼」と直感を持った作品の一つでした。
本作のキャッチコピーである【さわれる推理小説】まさにその通りの初めて味わう感覚と没入感の高さに魅了された一作でした。
謎解き好きにはもちろん、いつもと違ったゲームをしてみたい方にもおすすめの作品です。
\こんな人におすすめ/
- 没入感の高いゲームをやりたい方
- ゲームはあまりしないけど本を読むのが好きな方
- 難易度が高くない謎解きをしたい方
ゲーム概要
ジャンル | ミステリー アドベンチャー |
発売日 | 2024年1月19日 |
発売元 | 任天堂 |
販売価格 | ダウンロード版:6500円 パッケージ版:6578円 |
プレイ時間 | 20時間前後 |
以下、公式サイトより引用(アナザーコード2つの記憶プロローグ)
発端は数日前――
14回目の誕生日を間近に控えた「アシュレイ」の元に、
差出人不明の小包が届く。
入っていたのは、3歳のときに死んだはずの父からの手紙と、1台の機械。愛するアシュレイ
14歳の誕生日を一緒に過ごそう
ブラッド・エドワード島で君を待っているリチャード
アナザーコード リコレクション:2つの記憶 / 記憶の扉 : 2つの記憶 | Nintendo Switch | 任天堂
本作は2作品セットです。各作品アシュレイの長い1日を謎解きしながら進行し、本当の真実へとたどり着いた時には感慨深いものがありました。
以下より一部ゲーム内画像を載せていますが、極力ストーリーネタバレなしの記事内容となりますことご了承ください。
良かった点
やめ時が分からなくなる没入感
主人公のアシュレイを操作し謎解きしながらストーリーをすすめていく作品である本作。
プレイ当初はなんとなくモヤモヤする感じで面白さが分からなかったのですが、いつの間にか作品の世界に入り込んでしまいました。
2作品ともストーリーは各章ごとに分けられ途中セーブタイミング(オートセーブもある)があるのですが、次の章までやって今日は終わりにしようと思い気付けば1作品終わっていました。
“2つの記憶篇”が終わった時は満足感半分物足りなさ半分でしたが”記憶の扉篇”が終わると満足感でいっぱいでした。
最後のエンドロールまで楽しませてくれる作品です。
正直、ストーリーの結末は何となく想像ができ”まさか”の展開は少ないのですが、自分の考察した物語と答え合わせをしていく感じも良かったです。
字を読むことが苦手でも問題なし
私自身ほとんど小説を読まない、ノベルゲーもちょっと苦手な分類なのですが本作はムービーシーンも多くまたストーリー進行のボイスがあることで、登場人物の心境を読み取ることができ、小説を1冊飲み終えた感覚になれました。ボイスがあるので登場人物への感情移入もしやすくより作品の世界に入り込むことが出来ました。

謎解きはイージー
謎解き自体の量も少なめで尚且つ簡単なものが多く、また本作にはヒント機能やナビケーション機能といった初心者でも安心してプレイができる仕様となっています。
謎解き好きとしては、物足りない点ではあったのですが、謎解きは苦手だけどミステリーものは好きだよとか普段ゲームはしないけど小説読むのは好きだよって方にとっては良い点だと思います。

気になった点
カメラワークに難あり
本作は3人称視点で主人公アシュレイを操作し探索をしながらストーリーを進めていきます。気になった点としてはマップ移動後などのカメラが近すぎたり、調べたい箇所へのポイントがしづらいことです。また視点移動がもったりしておりゲーム酔いしやすい方は注意が必要です。一応、視点感度の変更は出来ますが、劇的に変わるのもではありません。私自身ゲーム酔いしやすいので序盤は大変でしたが慣れてくると気にならなくはなりました。
“謎解き×小説”ではなく”謎解き<小説”
良かった点でも少し触れましたが、本作は謎解きメインではありません。私も含め謎解き好きな人にとっては、謎解きに関しては物足りないと感じてしまいます。
特に続編の”記憶の扉篇”では、謎解き要素が少なかったです。
本作のキャッチコピー”さわれる推理小説”であるようにメインは小説(ストーリー)です。
さらに謎解きがストーリーに直結するものは少ないかなという印象でした。箸休めのような少し頭を使うミニゲームのような謎解きもできる”さわれる推理小説”といったところでしょうか。

クリア後に満足する作品
ストーリー進行の作りは丁寧で本当に小説を読んでいる感覚になれる作品なのですが、次どうなるの?この後の展開は?などといった刺激性には欠けているのかなと感じました。
特に”2つの記憶篇”では、淡々とストーリーが進み個人的に何となく想像できる結末であったため物足りないなと思いながらも続編に期待し続けてプレイしていました。
“記憶の扉篇”では、前作よりもボリュームのあるストーリー内容で前作の伏線も回収しながら結末を迎えクリアした時には、良かったなと思える作品でした。
急展開を期待する方や刺激が欲しい方にとっては少し物足りない作品なのかもしれません。

まとめ
今回は、アナザーコードリコレクションをプレイし思ったことや感じたことをまとめてみました。
原作ファンにとっては賛否両論ある作品のようですが、原作未プレイの私にとっては、日頃体験したことのない新感覚を味わえた良い作品でした。
新しいジャンルのゲームをやってみたい人や小説を読むのが好きな方にぜひプレイしていただきたい作品です。
本作は、体験版配信中で第一章まで無料で遊べますので気になった方はぜひプレイしてみて下さい。正直、第一章終わりに面白そう‼やってみたい‼と思わないかもしれませんが…2作品クリア後に分かる”真実”にぜひ辿り着いて満足感を得ていただきたい作品です。
また、本作はニンテンドーカタログチケット対象作品ですのでぜひそちらも活用してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。